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「あめふり」は、1925年(大正14年)に
発表された童謡です。
作詞は北原白秋さん、作曲は中山晋平さん。
「あめあめ ふれふれ かあさんが〜」から
始まる、雨の日の有名な童謡です。
この歌、実は5番まであって
とてもハートフルなストーリーなんです。
言葉の意味や歌詞の背景を考えてみました!
「あめふり」の歌詞
雨の日、おかあさんに傘をもって
迎えに来てもらった男の子。
おかあさんと一緒に帰っていたら、
傘がなくて泣いている子を見つけます。
そこで、男の子はその子に自分の傘を貸し、
自分はおかあさんの傘に入って帰ります。
優しい親子の様子が伝わってきますね✨
「ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」の合いの手が
雨の日の楽しさも表現しています。
(「あめふり」作詞・北原白秋より引用)
「あめふり」言葉の意味と考察
歌詞の言葉の意味と
全体の考察をしてみました!
もしかしたら架空のストーリーではないのかも…?
1番
【じゃのめ】…蛇の目傘。蛇の目のような
白い輪の模様がついた和傘。
![](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2023/04/125298-1024x1024.jpg)
【おむかい】…お迎え。当時の東京方面のなまり。
男の子はおかあさんにお迎えに来てもらえる
雨の日がとても好きなようです。
「あめあめ ふれふれ」と雨を待ち望んでいる
様子がかわいいですね。
2番
【ゆこゆこ かねがなる】…「鐘」ではなく
鞄の「留め金」の音。(諸説あり)
![closeup photo of brown leather crossbody bag](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2023/04/6g7rmg8pdcs-edited.jpg)
おかあさんの鞄を得意げに持ってあげて、
大きいせいか留め具が擦れて
音を立てているのでしょう。
![](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2021/11/アイコン5.jpg)
なんとなく想像できますよね!
3番
【ねかた】…根本・根元。
傘がなくて濡れて泣いている子を見つけます。
北原白秋の出身は福岡県の「柳川市」で
名前のとおり柳の木が多いそう。
![](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2023/04/2392422_s.jpg)
![](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2021/11/アイコン6.jpg)
4番
「きみきみ このかさ さしたまえ」と
ちょっと偉そうに傘を貸す男の子。
おかあさんのお迎えで
テンションが上がってるのでしょうか、
「母にいい所を見せたい!」という
気持ちも垣間見えます。
傘がない=お迎えのない子に対する
同情心もあるのかもしれません。
5番
おかあさんの傘に2人で入って帰ります。
きっとそれもとても嬉しいのでしょう。
おかあさん大好きな「ぼく」が
お迎えがうれしくてうれしくて、
人助けもして「すごいでしょ!」、
同じ傘でくっついて帰るのも楽しいな…
子どもの感情がすごくリアルなんですよね。
![](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2021/11/アイコン1.jpg)
故郷の風景も感じさせることから
北原白秋の思い出を書いた歌なのかな?と
感じました。
実際にお母さまは気丈でやさしい方で
白秋の詩人になるという夢を応援してくれ、
白秋も深く敬愛していたようです。