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「ジングルベル」は、1857年にアメリカの牧師ピアポントが作詞、作曲した曲です。
クリスマスに、ベルの楽しい音が聞こえてくるような素敵なメロディーですね♪
クリスマスソングで最もよく知られている歌ではないでしょうか。
「ジングルベル」は日本では1941年(昭和16年)からいろんな詩に翻訳されて歌われてきました。
実に10曲以上の歌詞があるんです!
ちなみに↑の動画では3種類(宮沢、音羽、庄野版)の歌詞で歌っています。
「ジングルベル」の英語歌詞
まず、元の英語の詩がこちら。
Dashing through the snow,
In a one horse Open sleigh,
O’er the fields we go,
Laughing all the way;Bell’s on the bobtail ring,
Making spirits bright;
What fun it to ride and sing
a sleighing song tonight!Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride, In a One horse open sleigh!Jingle, bells! Jingle, bells! Jingle all the way!
Oh, what fun it is to ride, In a one horse open sleigh!
(「ジングルベル」作詞・ピアポントより引用)
元の歌詞はクリスマスとは関係なく、
主に「雪の中を馬のソリで走るのは楽しいな」
ということを歌っています。

「ジングルベル」の日本語歌詞10種類をくらべてみました
それぞれの日本語歌詞を見くらべてみたいと思います!
1.宮澤章二
「走れソリよ、風のように〜」で始まる、
1番有名な歌詞ではないでしょうか?
「光の輪が舞うー!」と「舞、う!」の2種類の歌い方があります。
笑い声が雪になる、歌声が星空へ飛んでいくなどファンタジックな歌詞が特徴的ですね✨
3番まであるなんて知りませんでした!
(「ジングルベル」作詞・宮澤章二より引用)
2.音羽 たかし
「雪をけり、野山こえて〜」で始まる歌詞。
こちらも聞いたことがあると思います!
「オー!」とかけ声が入るのが特徴です。
歌詞もやさしく、子どもが歌いやすそうですね。
Eテレ「おかあさんといっしょ」ではこの歌詞を使うことが多いです!
(「ジングルベル」作詞・音羽たかしより引用)
3.庄野正典
「雪をけって、ソリはすすむ〜」で始まる歌詞。
こちらは原曲に近い形で訳された歌詞ですね!
1950年前後に作られたようで、少し年代を感じる言葉づかいです。
(「ジングルベル」作詞・庄野正典より引用)
4.堀内 敬三
なんと「ジングルベル」ではなく「ランランラン」になっています!
(2番は「ジングルベル」ですが)
堀内敬三さんは「遠き山に日は落ちて」、「モーツァルトの子守唄」などたくさんの訳詞を手がけています。
日本人になじみやすいように作詞されたのかもしれません。
(「ジングルベル」作詞・堀内敬三より引用)
5.久野静夫
久野静夫さんは音楽教育に力を注いでおり、
たくさんの音楽教科書の編集や校歌の作曲を
していた方です。
そう思うと、模範的でマジメな歌詞に思えてきます。
6.高田 三九三
こちらはアニメ「オバケのQ太郎」のキャラクターたちが歌うジングルベルです!
このために作られたのではないようですが…。
陽気で力強い歌詞です♪
7.藤浦洸 その1
こちらが「ジングルベル」の最初の日本語バージョンのようです!
「青空行けば」というタイトルで、
メロディーだけ同じで
内容は戦時中の青年の青春を描いた歌詞になっています。
8.藤浦洸 その2
↑と同じ作詞家さんが後に作った歌詞で、
美空ひばりさんが歌ったものです。
馬は「小馬」になっていますね!
「ジングルベル」のメロディが少し違っていて、なんだかセクシーさを感じます💋
9.野上彰
サビが「ならせ、ならせ、すずならせ ランランラン…」という
他にない訳しかたです!
(「ジングルベル」作詞・野上彰より引用)
10.作者不詳
こちらは、サビが英語そのままです!
「ランランランラ…」とけっこう単純な(笑)歌詞が続きます。
が、Aメロはかなり創作された男らしい歌詞になっていて、対比がおもしろいです。
その他にも、安西 愛子さん・井田誠一さん・新沢 としひこさん作詞のものも
あるみたいですが歌詞、音源ともに見つかりませんでした💦
こんなにたくさん翻訳されていてビックリしました!
意外と日本語バージョンもザ・クリスマス!って感じはないですね。

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