こもりうた動画はこちら
youtubeチャンネル【リアルこもりうた】 イラスト·アニメーション:ささきまゆ
「高知の子守唄」は、
高知県の土佐清水市あたりに昔から伝わる
子守唄です。
こもりうた動画は、もとの歌に
歌手グループのダ・カーポさんが
フォークソング風にアレンジしたものを
歌いました。
子守唄は怖いと言われがちですが、
この歌は日本の子守唄の中でも
トップクラスの恐ろしさだと思います!
歌詞の考察をしてみました。
「高知の子守唄」の歌詞は?
↓こちらがアレンジ後の歌詞。
元の歌詞はいくつかバージョンがありますが
こんな感じです。
ねんねするゆうて ねる子はかわい
高知の子守唄 作詞者不詳
おきて泣く子は つらにくい
つらのにくいやつ まな板にのせて
大根きざむよに きざんでおいて
うらの流れに 流したい
「大根のように刻む」も相当怖いですが、
さらに風で飛ばしたり、川に流したり…
赤ちゃんに対して恨みのような感情を感じます。
これは昔の日本の
悲しい背景によるものなのです。
(「高知の子守唄」作詞・ダ・カーポより引用)
「高知の子守唄」歌詞の考察
![干し大根と干し柿](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2022/07/24333155_s.png)
この歌を歌っていたのは
赤ちゃんのお母さんではなく、
子守の奉公をする女の子だと思われます。
明治時代まで、貧しい児童は
子守奉公として働くことがよくありました。
主人の赤ちゃんの面倒をみるだけではなく、
家事の手伝いなどもしていました。
仕事はたくさんあるのに、
背中に背負った赤ちゃんが泣いては
いつまでも終わらない。
泣くのを見られたら叱られてしまう。
こういう生活から、
赤ちゃんをうとましく思うことも
あったでしょう。
強い言葉を使ってしまうのは、
子守のストレスを解消するため・
自分を慰めるための気持ちからなのでしょう。
日本の子守唄は子守むすめの存在を
感じるものがとても多いです。
アレンジ後の歌詞は、
最後飛ばされるのは自分に変わり
そのまま生まれた親のもとに帰りたい、
と歌っているのがせつないですね。
怖い子守唄は子どもに聞かせない方がいい?
![girl covering her face with both hands](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2022/07/vzildyoqn_u-1024x683.jpg)
この歌を知って、5歳・6歳の子どもに
「はやく寝ないと大根みたいに刻むよ〜!」と
手で体をトントンしてみたら
普通に嫌がってました(ゴメン)。
2〜3歳の子どもなら喜んでくれるんじゃ
ないでしょうか…多分。。
赤ちゃんは歌詞もわからないですが
さすがに現代でこの歌詞を歌うのは
引け目を感じますね💦
でも子守唄はママのストレスを解消するという
効果もあるので、
自分好きな歌を歌うことが大事です!
![](https://www.yumeji-komoriuta.com/wp-content/uploads/2021/11/アイコン5.jpg)
なるまでは
怖い歌を歌うのもアリかも…!?