ゆき 歌詞「こんこん」の是非、じつは雪がふっていない!?

2021年12月5日

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ゆき」は、1911年(明治44年)に文部省唱歌として発表されました。
作詞、作曲者は不明です。

冬といえば1番に出てきそうな童謡ですよね♪

きれいな雪景色が思い浮かぶようで
ほっこりする歌です。

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「ゆき」の歌詞と意味

ゆき  文部省唱歌

雪やこんこ あられやこんこ
降っては降っては ずんずん積もる
山も野原も わたぼうしかぶり
枯木残らず 花が咲く

雪やこんこ あられやこんこ
降っても降っても まだ降りやまぬ
犬は喜び 庭かけまわり
猫はこたつで丸くなる

「ゆき」より引用

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●綿帽子

山や木に雪が積もっている様子。
また、和式の結婚式で花嫁がかぶる被り物のこと。

ちなみに大きなかけらの雪のことを「綿帽子雪」と言うそうです。

snow-covered pine tree in mountain under cloudy sky

枯れ木残らず 花が咲く

枯れて葉も花もない木の枝に雪が降り積もり、
白い花が咲いているように見えるという例え。

photo of snow covered trees under blue sky

よく見ると結構ロマンチックな歌詞ですね❤️


「ゆきやこんこ」が正解というけれど…

最近テレビ番組などでもよく見ませんか?
「ゆきやこんこん」は間違いで、
「ゆきやこんこ」が正しい歌詞!って…

たしかに歌詞の原文には「こんこ」と
書いてあります。

でも「こんこ」の由来には諸説あって、

雪や来ん来ん

(雪よ降れ降れという意味)
という説が有力みたいです。

なので「雪やこんこん」と歌っても意味的には間違いではないんです!


さらに「ゆき」は作詞者不明ですが
元になった歌は滝蓮太郎作曲・東くめ作詞の
「雪やこんこん」だろうと言われています。

(歌詞はこちら)

子ども用に改訂していくうちに
「こんこ」と変わっていったのかもしれませんね。

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「ゆき」の歌のなかでは雪はふっていない!?

「こんこ」の意味をみてわかるように、
雪よ降れ降れと願っている歌詞だったんですね。

ということは、
この歌のなかでは雪はふっていない、
ふったときのことを想像している歌詞
だとわかります。

girl in white red and blue shirt sitting on white wooden table

わたしは「こんこん」と雪がつもっていく風景を想像してました…


犬はほんとうに雪が好き?

「ゆき」で印象的な歌詞、
犬はよろこび庭かけまわり 猫はこたつで丸くなる
犬と猫の性格の対比がよくあらわれてますよね。

(「ゆき」より引用)

ですが、本当に犬は雪が好きなのか!?
疑問に思ったので調べてみました。

ちなみに私は猫を飼ってましたが、冬はほとんどストーブの前かこたつの中にいました(笑)



●犬はいつもと違うことを楽しむ性質がある
●先祖がオオカミなので寒さに強い個体が多い
●気温が下がると身体を動かして体温をあげる習性がある

などの理由で、雪がふるとはしゃいで遊ぶ子が多いみたいです!

ただし犬種や個体によって違いがあり、

●温暖な地域で改良されたり小さい犬種は寒さに弱い
●変化に臆病な性質の犬もいる

ので、雪を嫌がったり寒がったりする子もいるようです。

brown dog running on snowfield

ワンちゃんが雪を楽しんでいる姿、
想像しただけでカワイイですね〜❤️

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