別れの曲(ショパン) 国葬でも使われた曲の日本語の歌詞3種類!

2022年9月28日

こもりうた動画はこちら

youtubeチャンネル【リアルこもりうた】 イラスト·アニメーション:ささきまゆ

別れの曲は、1832年にショパンが作曲した

ピアノ曲です。



元々、ピアノの練習曲として作られましたが

映画で使用されたことから有名になり、

オーケストラで演奏されたり

歌詞がついて歌としても広まっています。



もの悲しいメロディーのなかに

ドラマチックな盛り上がりもある、

ショパン自身も

この美しい旋律を2度は作れない」と

認めている曲です。



今回は日本語の2種類の歌詞で歌ってみました!

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「別れの曲」の日本語歌詞と考察

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堀内敬三さんによる訳が有名ですが、

水口幸子さん版、最近では平原綾香さんの版も!

3種類の訳詞を紹介します。


堀内敬三:訳

春の日 そよ風

花散るみどりの丘

梢(こずえ)を楽しくわたる

鳥のかげよ いずこ

野路(のじ)には木枯し

別れの雲は暗く

過ぎし日 心にいだきて

はるばる寂しく越え行く山や川

せめてもわれとあれ

忘れじのわが歌 わが歌

「別れの曲」作詞・堀内敬三より引用

水口幸子:訳

花深きこの庭

草萌ゆるかの丘よ

やさしき夢語らいし友よ

いざさらば

今日こそさだめの

別れの日となりぬ

いまこそかたみに祈らん

親しき命につきせぬ幸あれと

さらば わが友よ

いざさらば さらば さらば

「別れの曲」作詞・堀内敬三より引用


堀内敬三さんの訳は「故郷との別れ」を

感じさせるのに対し、

水口幸子さんの訳は「友との別れ」を

描いていますね。



フランス語・ドイツ語版の訳とも

だいぶ違うので、

曲のイメージのみで創作された

映画からヒントを得て作成されたものだと

思われます。



(映画「別れの曲」では

ショパンと恋人の別れが描かれています)


平原綾香:訳

jupiter」を歌った

平原綾香さんの訳もあります!


なんともJ-POP風な歌詞です!

四季を交えて別れが表現されています。

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安倍元総理の国葬でも使われた曲

2022年9月27日に行われた

安倍元総理の国葬で、自衛隊音楽隊により

演奏されました。

演奏曲一覧はこちら↓

1●ドビュッシー/月の光
2●ベートーヴェン/「悲愴」第2楽章
3●ドヴォルザーク/「新世界より」第2楽章「家路」
4●シューマン/トロイメライ
5●ショパン/別れの曲
6●ジュール・マスネ/タイースの瞑想曲
7●ビゼー/アルルの女 メヌエット
8●ラヴェル/亡き王女のためのパヴァーヌ
9●マスカーニ/カヴァレリア・ルスティカーナ
10●グルック/精霊の踊り
11●モーツァルト/ラクリモーサ
12●ベートーヴェン/田園

クラシックで耳なじみの良い、

静かに見送るための曲が選ばれています。


動画付き一覧はこちら↓



このほか、J-POPやジブリの曲も

使われていました。



生前好きな曲だったのかもしれませんね…。

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